藤棚俳壇・選者―三村凪彦
<2018年 第60号> 夏帽子おさえて渡る高架橋 伊東櫻子 太陽の切り口見たしトマト切る 小野元夫 かる鴨の子連れ水尾引く柏尾川 三原利子 和菓子舗の古い看板葛桜 小泉道子 青楓若い大師の頬を撫で 小沢順子 サンモール銀色目高プラの箱 鈴木初枝 《寸 評》...
藤棚俳壇・選者―三村凪彦
<2018年 第59号> 花冷えの造り酒屋の重き門 三原利子 ベイブリッジ今佐保姫の御座船が 小野元夫 雪しまく夜の交番赤色灯 佐藤幸華 長寿眉ハの字にしておでん酒 小野沢邦彦 よちよちと緑に染まる老二人 笹川紀久子 なんとなく体調悪し梅の花 荒川文子...
藤棚俳壇・選者―三村凪彦
<2018年 第58号> 肩で押す古き暖簾のふぐの宿 三原利子 節分の豆が邪魔する靴の中 小野元夫 この一輪剪るをためらふ寒椿 佐藤幸華 諍いの残り火葱のみじん切り 小沢順子 セーターも解せば一本の毛糸 小泉道子 桜もみじ濃淡にして天青し 鈴木初枝...
藤棚俳壇・選者―三村凪彦
<2017年 第57号> 蓑虫や吾にもありし父恋う日 佐藤幸華 秋の夕港の船の灯が砕け 新川博子 町の灯へ案山子は一人称で立つ 小野元夫 門に来て大蟷螂の動かざる 近藤廣子 夢で会うあなたは新酒飲んでいた 笹川紀久子 秋夜長LEDにとりかえて 中澤明子...
藤棚俳壇・選者―三村凪彦
<2017年 第56号> 人はみな海に還りて秋となる 小野元夫 秋の午後部屋で描いた河童橋 荒川文子 夏草やベンチ二つのうずもれり 雨宮則子 独り居の今朝の寂しさ女郎花 松岡加代子 独り言大地へこぼし草むしる 太田富子 ワンルーム窓辺においた石榴はぜ 吉田光子...
藤棚俳壇・選者―三村凪彦
<2017年 第55号>
藤棚俳壇・選者―三村凪彦
<2017年 第53号>
藤棚俳壇・選者―三村凪彦
<2017年 第52号>
藤棚俳壇・選者―三村凪彦
<2016年 第51号>
藤棚俳壇・選者―三村凪彦
<2016年 第49号>
藤棚俳壇・選者―三村凪彦
<2016年 第48号>
藤棚俳壇・選者―三村凪彦
<2016年 第47号>