<2014年 第34号>
♪愛しくて 愛しくて キミを見つめた 愛しくて 愛しくて きみをぎゅっとした♪ ロックバンド “ヒューマンロスト”ミニアルバムから。オサムさん のややハスキーで、優しく語りかける歌い方にジーンときます。オサムさ んのバンド“ヒューマンロスト”のボーカルで、この曲を作詞したマコさ んが昨年 6 月に亡くなったのです。平成 14 年にプロデビュー以来、ともに 歌い活動してきた仲間との別れの悲しみは計り知れません。
オサムさんは西区境之谷生まれ、稲荷台小学校出身で野球好き、ギター は中学生の時から始めました。ロックの魅力は、「歌うとすっきりするとこ ろがいい」と言います。かつて音楽番組を担当していたとき、そのあとの 番組の長淵剛さんと話がまとまって、一緒にCD製作までしました。その時から長淵剛さんの「乾 杯」のような歌も歌うようになりました。
これからは、マコさんが愛情を持って育てた 5 歳の息子さんといっしょに関内でのライブを 続けるそうです。この時はロック調ではなく、フォーク調です。みなさま、一度おいでになりま せんか。
バンド名の“ヒューマンロスト”は太宰治の作品「人間失格」からオサムさんが名づけました。 オサムさんは、時々青森の太宰治の生家を訪れるくらい好きなのだそうです。