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これからの市民活動を探した「市民活動・ボランティア★フェスタ」

<2012年 第22号>

 市民活動やボランティアを進めて「幸せな社会を作る次世代びとになろう」と、横浜市市民活 動支援センターの呼びかけで 206 名の市民が参加して、「市民活動・ボランティア★フェスタ」 が1月27日(前夜祭)、28日の両日、同センターで開催されました。


○前夜祭

■「協働推進の基本指針」見直しのための意見交換会

 平成16年7月に定めた「協働推進についての基本指針」の見直しを行うためだそうです。 この基本指針は、平成11年3月にできた横浜コードに基づいて定められました。横浜コード とは「市民と行政のための協働ハンドブック」にある「協働の6原則」のことです。


対等の原則 市民活動と行政は対等の立場に立つこと

自主性尊重の原則 市民活動が自主的に行われることを尊重すること

自立化の原則 市民と行政、双方が自立した存在で協働を進めること

相互理解の原則 市民活動と行政がそれぞれの長所、短所や立場を理解しあうこと

目的共有の原則 協働に関して市民活動と行政が活動の全体または一部について目的を共有すること

公開の原則 市民活動と行政の関係が公開されていること


■記念講演 「子どもも大人も安心して暮らすために」~つながりを大切に~

 講師の被災地NGO恊働センター代表の村井雅清さんは、阪神・淡路大震災から東日本大震 災までのたくさんの活動事例をもとにして、「上から言われたとおりにそのまま受け入れるの ではなくて自分たちでいろいろ考え話し合って作っていくことが大事だ」と話しました。


■シンポジウム 「自ら語り出すことから始まる新しい公共」

 パネリストは村井雅清さんの他に greenz.jp 発行人の代 表理事の鈴木菜央さん、日本経済新聞社編集委員の原田勝 広さんをお迎えして、横浜市市民活動支援センター管理運 営責任者の吉原明香さんのコーディネーターで活発な議論 がされました。



 村井さんは「がんばるぞう」人形や足湯が人の心をほっ こりとさせたこと、原田さんは、「持続可能な社会に向け『つ ながりのプラットフォーム』」として、企業がビジネスがら みで実施する支援や社会貢献ビジネスなどの新しい社会の 姿、そして鈴木さんのWEBを使った「自分ごとから始まり、問題意識を共有する仲間とクリ エイティブな方法で社会問題を解決する」活動など、夜9時まで熱心な検討が続きました。


○当日

 これからの市民活動の担い手が何を思い行動するのか、継続的に活躍できる環境や仕組みを 調えることや愉しい大人とこどもの関係のあり方が話し合われました。


■カフェⅠ「未来の担い手が向かう先」

 姉川圭一さん(ほどがや市民活動センター)、五十嵐洋志さん(NPO法人アークシップ)、 東樹康雅さん(横浜市市民活動支援センター)、原美紀さん(NPO法人びーのびーの)


■カフェⅡ「愉しい大人と子どもの関係がまちをつくる」

 東浩司さん(株式会社ソラーレ)、菊地勝也さん(瀬谷区青少年指導員連絡協議会)、山田美智子さ ん(西区地域子育て支援拠点「スマイル・ポート」)、石井大一朗さん(横浜市市民活動支援センター) 同時開催で、未来を感じる企画として、子育てやまちづくりで使える遊び実演、五感を呼び 覚ますワークショップやプチコンサート『パパとボク』が行われました。


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