<2017年 第56号>
今回は、障害を持っている人の生活を支援しているグループ「はじめのいーっぽ」を訪問しました。代表の高木大介さんからは活動の内容について次の寄稿をいただきました。
平成28年2月、『障がいがある人も、地域で暮らしている実感を持って生活するために何ができるか…』を考えようと、西区主催の地域づくり大学校卒業生のメンバーが中心となって、このグループは発足しました。
障害のある人たちや家族の方が、楽しみながら安心して街を歩くにはどうしたら良いか。地域のお祭りの情報を集めたり、疲れた時に気軽に休める場所を考えたり、ご家族がお店の中を見て歩きたい時に少しの時間お店の外でお子さんを見ていてもらえたらなど、この活動が役立つ場面を模索してきました。そこで周りの人に理解を深めてもらう為に、昨年の夏に『藤棚Wハートマーク』(上図)を作成しました。これは何かお手伝いを必要としている方にとって、そこが“頼れる先”で
あることを示しています。願成寺の縁日にあわせて、ライブステーションに貼って頂いたこともあります。お祭りでは車いすに乗って訪れている方の数はまだまだ少ないと感じます。
“暮らしやすい街”“出かけやすい街”について、グループの仲間を増やし知恵を出し合いながら、今後も活動を続けていきます。