<2020年 第71号>
少し足を伸ばし て、大岡川を渡る黄金橋付近を歩いていたら湧水を発見しました。側の案内板「日ノ出町湧水について」(写真右)には、「この湧水も野毛山が水源と考えられ、・・東小学校の脇から現在地まで、地中に埋設された鋳鉄管を通じて導かれています。・・平成21 年3 月」と地元の町内会などにより書かれています。
興味を惹かれて東小学校の脇にいくと「校庭地下の構造物」の掲示版があって、「平成27 年8 月・・トイレの工事を行うため・・校庭に穴を掘り進めたところ、地下からレンガ造りの立派な構造物が現れ、・・バルブのついた鉄製の管があり、壁から染み出て床にたまった地下水が流れ込んでいました。試しに鉄製管の流れを塞いだところ、なんと大岡川沿いにある、日の出湧水の水が止まり、元に戻したらまた湧き出したということです。」さらに、「重田校長先生は、『校庭の地下とまちがつながっていたのは、地域の方に支えられて学校教育をしてきた東小らしいことだと思います。』と話し」ています。その後、この構造物は元通りに塞がれて埋蔵保存されましたが、文化財課では引き続き調査を行っているそうです。
「校庭地下の構造物」の記述は、『横浜市立東小学校創立110 周年記念誌
(平成27 年発行)』より