<2014年 第39号>
中央図書館で11月2日から30日まで開かれた「西区制70周年記念 西 区いま・むかし展」で紹介された「藤棚銀座30年誌」(昭和57年発行)の 中に俳優の冨士真奈美の寄稿がありました。
それによると高校を出て間もないころ新米女優としてスタートした富士真奈美は、お金も、住 むところもなく転がり込んだところが、従兄が住む藤棚県営アパート10号館でした。時々共演 していた声優の大山のぶ代を連れて近くの銭湯に出かけ、ゆっくり浸かった柚子湯に心まで温ま ったことが忘れられないそうです。休みの日は藤棚商店街にも出かけて楽しみ、「藤棚町はまさ に私の青春の入り口地点であった」と結んでいます。