<2014年 第38号>
以前に藤棚商店街のイベントで津軽三味線を演奏した仁木武志さん のお店を訪問しました。
仁木さんはおとうさんから三味線の製作と修理のお店を引き継いで 10年経ちました。記者の質問に、三味線を弾きながら答えてくれまし たが、他の楽器にはない音の迫力に圧倒され、このままずっと聞いてい たい気分になりました。基本的に三味線の製造を行いながら、今は修理 が主な仕事です。自分で弾くようになってからは、さらに音を深く追求するようになりました。
実は仁木さんは、7年前までは本格的には弾いていなかったので、一念発起して先生に師 事し、2009年にはNHKの紅白で細川たかしのバックバンドとして望郷じょんからを演 奏するまでになりました。今では三味線の組み立て完成後は音色の微調整に神経を使うと言 います。
また、お店の仕事の一環として、自ら三味線教室を開き、三味線の構え方、持ち方、そし てバチのたたき方を教えながら、生徒さんには「ぜひ三味線を弾く面白さを感じて欲しい」 と、年一回の生徒さんが発表するイベントを楽しみにしているそうです。 問い合わせ:仁木さん 713-4319